この記事では1988年(昭和63年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。
1988年(昭和63年)100万本以上売れたゲームソフト4本
タイトル | メーカー | ハード | 販売本数 |
スーパーマリオブラザーズ3 | 任天堂 | FC | 384万本 |
ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | エニックス | FC | 380万本 |
テトリス | ビーピーエス | FC | 181万本 |
プロ野球ファミリースタジアム’88 | ナムコ | FC | 109万本 |
目次
パワーアップマリオのパターンが増加! 『スーパーマリオブラザーズ3』
発売日 | 1988年10月23日 |
国内販売本数 | 384万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 宮本茂(プロデューサー他) |
「スーパーマリオブラザーズ3」はマリオがピーチ姫を救出するため、冒険をくり広げるスクロールアクションの最新作。
本作ではスゴロクのようにさまざまなマスが配置された、8つのワールドマップを進んでいくことに。配置されたマスには、従来の横スクロールアクションへ突入する通常コースや、特殊な条件のコースをプレイする「アクションゲームパネル」に加え、アイテムや残機を入手できる「キノピオの家」に「スペードパネル」など、様々な種類が存在。
また、マリオのアクションも充実。しっぽマリオや、タヌキマリオ、カエルマリオといった新たなパワーアップ状態に変化することができるようになりました。
適度な難易度と、アクションが苦手なプレイヤーへの救済措置も各種用意されているところも好評で、売り上げはファミコンソフトセールスランキング第2位となる384万本を記録しました。
なお、現在でもNintendo Switch Onlineの加入特典でプレイ可能です。
あざらし君
ぶたさん
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は社会現象にもなったシリーズ最新作
発売日 | 1988年2月10日 |
国内販売本数 | 380万本 |
発売元 | エニックス |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 堀井雄二(シナリオ他)中村光一(ディレクター) |
「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は国民的RPGの最新作で、ロトシリーズの完結編と位置づけられた作品です。
勇者オルテガの息子である主人公が、父の遺志をついで魔王バラモス討伐の冒険へと旅立つストーリー。
「3」の醍醐味は職業システムが追加された点。パーティーは4人編成となり、ルイーダの酒場を訪れることで、プレイヤーが任意の職業を選んで仲間にすることができました。移動手段としても、前作で追加された船のほかに、大空を駆ける不死鳥ラーミアに乗って移動できるように。
また、データセーブも可能になりましたが、消去されてしまうこともしばしば。呪いを受けたときのBGMとともに表示される「おきのどくですがぼうけんのしょはきえてしまいました。」のメッセージは、当時のプレイヤーを恐怖のどん底に突き落としました。
本作は一番好きな「ドラクエ」として挙げられることが多く、スーパーファミコン版やPS4版など、様々なハードへの移植、リメイク版もリリースされています。
あざらし君
ぶたさん
ロシア発の元祖落ちゲー『テトリス』
発売日 | 1988年12月22日 |
国内販売本数 | 181万本 |
発売元 | BPS |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | アレクセイ・パジトノフ |
「テトリス」は、ロシアのコンピュータ技術者アレクセイ・パジトノフが、箱詰めパズルに着想を得て開発したパズルゲーム。日本ではPC版のリリース後に、ファミコン版とアーケード版がリリースされています。
基本ルールはいたってシンプルで、上から落ちてくる「テトリミノ」をひたすら積み上げていくというもの。7種類のテトリミノは、いずれも4つの正方形を組み合わせた形で構成。落ちてくるテトリミノを回転させ、スキマなくピッタリ1段並べることで消去されていきます。
I型のテトリミノで一度に4段消すことで「テトリス」となり、高得点を獲得。後に発売されるシリーズの対戦モードなどでは、勝利を左右する重要なテクニックです。
シンプルながらもつい没頭してしまう中毒性に、多くのユーザーがハマり、パズルゲームとしては異例の大ヒット。
その後もぷよぷよとの異種バトル「ぷよぷよテトリス」や、100人でバトルロイヤルをくり広げる「テトリス99」といった多くの続編や派生作品がリリースされました。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
チームエディットが可能になったシリーズ最新作「プロ野球ファミリースタジアム’88」
発売日 | 1988年12月20日 |
国内販売本数 | 109万本 |
発売元 | ナムコ |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
1986年に第1弾がリリースされて以来、毎年最新データを反映して発売されている「プロ野球ファミリースタジアム」シリーズの最新版。
「’88」より搭載している要素としては、「好調選手」が挙げられます。これはスターティングメンバーの中からランダムで2名が好調になり、通常のパラメーターよりも長打力が上昇するというもの。また、7回では全選手が好調選手になるというサービスも。
また、チームエディット機能も搭載。お気に入りの選手を集めたオリジナルチームを作成することもできるようになりました。
ちなみに、本作からセ・パ12球団をモデルとした全チームが登場。もちろんおなじみの、ナムコスターズと強敵揃いのメジャーリーガーズも引き続き参戦しています。
あざらし君
ぶたさん