この記事では1992年(平成4年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。
1992年(平成4年)100万本以上売れたゲームソフト6本
タイトル | メーカー | ハード | 販売本数 |
スーパーマリオカート | 任天堂 | SFC | 382万本 |
ストリートファイターII | カプコン | SFC | 290万本 |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 | エニックス | SFC | 280万本 |
スーパーマリオランド2 6つの金貨 | 任天堂 | GB | 270万本 |
ファイナルファンタジーV | スクウェア | SFC | 245万本 |
星のカービィ | 任天堂 | GB | 172万本 |
目次
対戦ゲームの定番!「スーパーマリオカート」
発売日 | 1992年8月27日 |
国内販売本数 | 382万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 宮本茂(プロデューサー) |
「マリオ」シリーズのキャラクター達が、カートでバトルをくり広げるレースゲーム「スーパーマリオカート」。今なお最新作が続々リリースされる超人気シリーズの記念すべき第1作目です。
登場キャラクターは、お馴染みのマリオ&ルイージを始め、それぞれスピード型や重量型など性能が異なる8人のキャラクター。遊べるモードは、8台で複数のコースに挑戦し、総合優勝を目指すマリオカートGPと、1Pモード専用のタイムアタック、2Pモードで遊べるVSマッチレースとバトルゲームの4種類。
本作は純粋なレース要素に加え、相手をジャマしながらのレース展開が醍醐味。ライバルを転倒、スピンさせたりするこうらにバナナの皮、カートを加速させるキノコといった様々なアイテムを駆使して、一発逆転可能なアツいレースをくり広げられます。
2人対戦が大いに盛り上がった本作は、スーパーファミコン用ソフトの歴代売り上げ堂々1位を誇るタイトルでもあります。なお、現在でもNintendo Switch Onlineの加入特典やミニスーパーファミコンでプレイ可能です。
ぶたさん
あざらし君
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2D格闘ゲームブームの火付け役「ストリートファイターII」
発売日 | 1992年6月10日 |
国内販売本数 | 290万本 |
発売元 | カプコン |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 安田朗(デザイナー) |
現在ではeスポーツタイトルとしてもお馴染みの「ストリートファイター」シリーズ。その中でも、数々の格闘ゲームのベースとなるシステムを築き上げ、格闘ゲームブームの火付け役ともなったのが、本作「ストリートファイターII」です。
1991年にリリースされたアーケード版の移植作で、その手軽さから新規のプレイヤーにも爆発的に普及することになりました。
キャラクターごとに固有の技が用意されており、複数のボタンを組み合わせて入力することで技を発動できる、いわゆる「コマンド入力」が初めて採用されています。また、勝利するにはコンボやキャンセル必殺技といったテクニカルな要素も重要。反射神経とともに、戦略性が必要なシステムは多くのゲーマー達を虜にしました。
爆発的ブームとなった本作は、続編はもちろん多くのフォロワーを生み出すことに。また、
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演による実写映画やアニメーションや、コミカライズといった様々なメディアミックス展開もなされました。
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ビアンカVSフローラ戦争勃発!「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」
発売日 | 1992年9月27日 |
国内販売本数 | 280万本 |
発売元 | エニックス |
対応機種 | 正式名称 |
主な開発者 | 堀井雄二(デザイナー他) |
「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」は、国民的RPG「ドラクエ」シリーズ初のスーパーファミコン対応ソフト。
グランバニア王パパスを父に持つ主人公の幼年期から、結婚し子を為すまでの長きに渡る波乱に満ちた人生が描かれるストーリーです。運命に翻弄されつつ各地を旅するうちに、世界を飲み込もうとしている邪悪な存在に立ち向かうことになります。
新たに導入された要素としては、モンスターを仲間にできるシステムや、地味にうれしいべんりボタン機能の採用などが挙げられます。また、青年期に発生する結婚イベントも本作の代名詞とも言える特徴で、幼なじみのビアンカ派か、イオナズンやベホイミを覚えるフローラ派で意見が分かれました。
なお、後に花嫁候補が追加されたニンテンドーDS版や、PS版などのリメイク版も制作されています。
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オレだよ!ワリオが初登場!「スーパーマリオランド2 6つの金貨」
発売日 | 1992年10月21日 |
国内販売本数 | 270万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ゲームボーイ |
主な開発者 | 横井軍平(プロデューサー) |
「スーパーマリオランド2 6つの金貨」は、1989年に発売された横スクロールアクション「スーパーマリオランド」の続編です。基本はワールドマップ上を移動して、チャレンジするステージを選んでいくという前作と同様のシステム。
前作でマリオがデイジー姫の救出に向かっている隙に、マリオランドはワリオに乗っ取られていたというストーリー。ワリオが待ち受ける城に入るには、6つの金貨が必要。隠された6つの金貨を探し出すため、マリオはお化け屋敷をモチーフにしたパンプキンゾーンや、スペースマリオとなって無重力状態で浮遊できるスペースゾーンといった、特徴的な6つのゾーンを冒険することになります。
新要素としては、連続ジャンプが可能なバニーマリオが登場。また、イージーモードの搭載により、低年齢層やアクションが苦手なプレイヤーにも間口が広くなりました。
現在でもニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで購入可能です。
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洗練されたジョブアビリティシステムが魅力の「ファイナルファンタジーV」
発売日 | 1992年12月6日 |
国内販売本数 | 245万本 |
発売元 | スクウェア |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 坂口博信(ディレクター他) |
人気シリーズの5作品目「ファイナルファンタジーV」は、風・水・火・土の4つのクリスタルがそれぞれ2つに分けられたことにより、2分された世界を舞台に描かれる物語です。
主人公のバッツは相棒のチョコボとあてのない旅を続ける道中で、クリスタルの異変により世界に生じた異変を目の当たりにすることに。やがて、すべてのクリスタルが消滅したことによって復活した暗黒魔道士エクスデスを、仲間達とともに倒すことが目的となります。
本作の醍醐味は「FFIII」をベースにしたジョブチェンジと、アビリティの組み合わせによるキャラクターのカスタマイズの楽しさ。また、演出やサウンド、ストーリー展開など非常に映画的な作りとなっており、後の「FF」シリーズの方向性を決定づけることになった作品とも言えます。
バランスの良いバトルやキャラクターの成長システムは非常に評価が高く、プレイステーションからNewニンテンドー3DSまで、多数のリメイク、移植版がリリースされました。
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なんでも吸い込むキュートなカービィのデビュー作「星のカービィ」
発売日 | 1992年4月27日 |
国内販売本数 | 172万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ゲームボーイ |
主な開発者 | 桜井政博(ディレクター他) |
「星のカービィ」はピンク色のキュートな姿をした、カービィが主役のアクションゲームで、2001年にはアニメ化もされた人気シリーズです。その第1弾となるゲームボーイ版「星のカービィ」は、デビュー作にしてミリオンを達成しています。
平和なプププランドを襲い、食べ物と秘宝のきらきらぼしを奪ってしまったデデデ大王をこらしめるため、デデデ山へと旅立つカービィの冒険が描かれます。
本作のシステムは、いたってシンプルな横スクロールアクションです。カービィは敵やブロックなどを吸い込むことが可能。吸い込んだものを星型弾にして吐き出し、敵にぶつけると倒すことができます。見た目もカワイイ敵キャラを吸い込んだり、星型爆弾をぶつけて倒したりしながら、5つのステージを攻略してくことに。
アクションが苦手な人でも楽しめる程良い難易度設定と、カービィのカワイイデザインはたちまち幅広い層の人気を獲得。今も定期的に新作が登場しているだけでなく、多くのキャラクターグッズやコラボカフェが展開されるなど、キャラクターとしても愛され続けています。
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