この記事では1993年(平成5年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。
1993年(平成5年)100万本以上売れたゲームソフト3本
タイトル | メーカー | ハード | 販売本数 |
スーパーマリオコレクション | 任天堂 | SFC | 212万本 |
ストリートファイターII ターボ | カプコン | SFC | 210万本 |
す~ぱ~ぷよぷよ | バンプレスト | SFC | 170万本 |
聖剣伝説2 | スクウェア | SFC | 150万本 |
ドラゴンボールZ 超武闘伝 | バンダイ | SFC | 145万本 |
ドラゴンクエストI・II | エニックス | SFC | 120万本 |
ドラゴンボールZ 超武闘伝2 | バンダイ | SFC | 120万本 |
カービィのピンボール | 任天堂 | GB | 112万本 |
ロマンシング サ・ガ2 | スクウェア | SFC | 110万本 |
星のカービィ 夢の泉の物語 | 任天堂 | FC | 100万本 |
目次
ファミコン10周年のお祭りソフト「スーパーマリオコレクション」
発売日 | 1993年7月14日 |
国内販売本数 | 212万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 宮本茂(プロデューサー) |
「スーパーマリオコレクション」は、ファミリーコンピュータの発売10周年を記念してリリースされた、ファミコン版「マリオ」シリーズのオールスター的タイトル。ファミコン用ソフトとして発売された「スーパーマリオブラザーズ」、「スーパーマリオブラザーズ2」、「スーパーマリオUSA」、「スーパーマリオブラザーズ3」の4本をまるごと収録した豪華な1本です。
グラフィックやサウンド、演出がスーパーファミコン用にリファインされている他、タイトルによっては初期人数が増えたり1UP技が増えたり、はたまたカラーリングが見やすく変更されていたり。ビジュアルからシステム面まで、快適にプレイができるように調整されています。また、セーブ機能を搭載しているのもうれしい点。
ちなみに2010年には、スーパーマリオ25周年キャンペーンの一環として、Wii用に移植されています。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
大ブームを巻き起こした格ゲーのバージョンアップ版「ストリートファイターII ターボ」
発売日 | 1993年7月11日 |
国内販売本数 | 210万本 |
発売元 | カプコン |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 安田朗(デザイナー) |
1992年に発売された「ストリートファイター」にマイナーチェンジを加えたタイトル。
前作に登場した8人に加えて、M・バイソン、バルログ、サガット、ベガの4人がプレイアブルキャラクターとして参戦。モードは「TURBO」と「NORMAL」の2種類から選べ、「TURBO」を選ぶとアーケード版「II ‘TURBO」の、「NORMAL」を選ぶと同じくアーケード版「II ‘」の仕様に。
また、本作では、オプションで各キャラクターのパラメーターを変更できるようになっています。さらに「TURBO」モードでは、ゲーム速度を変えてのプレイも可能に。
その他にも音声やボイス、CPUの動きなど、様々な点において調整が加えられました。また、ボーナスステージやエンディングなども、よりアーケード版に近い内容が再現されています。
あざらし君
ぶたさん
国産落ち物パズルゲーの決定盤「す~ぱ~ぷよぷよ」
発売日 | 1993年12月10日 |
国内販売本数 | 170万本 |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | Moo仁井谷(プロデューサー) |
「す~ぱ~ぷよぷよ」は、1992年にアーケード版がリリースされ、ブームを巻き起こした落ち物パズルゲーム「ぷよぷよ」の移植版です。
基本的なルールはいたってシンプル。ぷよぷよと呼ばれる2個で1組のブロックを、縦横回転させながら積み上げていきます。同じ色のぷよぷよは4個以上くっ付くと消滅し、また消滅などで下に空間ができると落下。その際に発生する連鎖が醍醐味でもあります。
連鎖を発生させながらぷよぷよを消していき、フィールドの上まで積み上がるとゲームオーバー。対戦モードの場合は、相手がフィールドの上までぷよぷよを積み上げると勝利となります。
本作では「ひとりでぷよぷよ」「ふたりでぷよぷよ」「とことんぷよぷよ」の3つのモードを搭載。対戦モードでは、ぷよぷよを消すことで相手のフィールドにおじゃまぷよを降らせることができます。連鎖をするほど大量のおじゃまぷよを送り込め、対戦プレイが盛り上がりました。
ぶたさん
あざらし君
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あざらし君
シームレスなアクション・ロールプレイング「聖剣伝説2」
発売日 | 1993年8月6日 |
国内販売本数 | 150万本 |
発売元 | スクウェア |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 田中弘道(プロデューサー他) |
「聖剣伝説2」は1991年にゲームボーイ用ソフトとして発売された「聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~」の続編。前作は「ファイナルファンタジー」シリーズとしてリリースされましたが、本作からは独立したシリーズとして展開されます。
物語の舞台は、マナと呼ばれる神秘的なエネルギーの力で文明を築いてきた世界。偶然伝説の聖剣を引き抜いてしまった主人公のランディは、マナを巡る各勢力間の争いに翻弄されながらも、マナの暴走を止めるために旅立つことになります。
本作のバトルは「ファイナルファンタジー」のようなコマンド入力バトルではなく「モーションバトル」と呼ばれるシステムを採用。これは、フィールド上をうろつく敵に、アクションゲームのような操作で攻撃を仕掛けていくというもの。
また、バトルの利便性を上げるために「リングコマンド」が搭載。キャラクターの周囲にリング状のアイコンが出現し、魔法やアイテムの使用といったアクションの実行がシンプルに行えるようになっています。
シームレスなバトルや、王道のストーリーが好評を博し、その後多くのリメイク作品を始め、続編や外伝などがリリースされました。
ぶたさん
あざらし君
ぶたさん
シリーズ最高セールスを誇る「ドラゴンボールZ 超武闘伝」
発売日 | 1993年3月20日 |
国内販売本数 | 145万本 |
発売元 | バンダイ |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 鈴木敏弘(プロデューサー) |
「ドラゴンボールZ 超武闘伝」は、悟空やピッコロ、ベジータなどお馴染みのキャラクターが登場する対戦格闘ゲームです。
モードはストーリー、対戦、天下一舞踏会の3種類。ストーリーモードでは、第23回天下一武道会編決勝戦からセルゲーム編までが描かれ、基本的には原作に即した相手と順番に対決していくことになります。
システムはベーシックな対戦格闘アクションですが、本作独自の要素として、LIFEゲージの他にPOWERゲージが存在。POWERゲージは時間経過やガードで溜まっていき、かめはめ派のような遠距離技をくり出す際に一定量必要となります。
もうひとつの特徴として、バトルフィールドが広大な点も挙げられます。本作にはデュアルスクリーンシステムが採用されており、キャラクターがジャンプをしたり相手から距離を取って遠距離攻撃を発動したりする際に画面が分割。これにより、バトルのスピード感とカッコ良さが原作さながらに演出されています。
また、シリーズで初めてキャラクターボイスが収録されていることもあり、非常にエンターテイメント性の高いバトルが楽しめたことも人気の秘訣と言えます。
ぶたさん
あざらし君
名作が2本セットでお得に!「ドラゴンクエストI・II」
発売日 | 1993年12月18日 |
国内販売本数 | 120万本 |
発売元 | エニックス |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 堀井雄二(シナリオ他) |
ファミコン用のRPG、「ドラゴンクエスト」シリーズの「I」と「II」が1本のソフトとしてリメイクされた作品。
ストーリーなどはオリジナル版から大きな変更はありませんが、操作性の向上やゲームバランス調整などが加えられています。
「べんりボタン」機能が搭載され、「I」で地味にストレスだった会話や、階段でのコマンド入力などによるストレスから解放されることに。また、復活の呪文によるセーブから冒険の書によるセーブ機能に変更され、気軽にデータを記録することができるようになったのもうれしい点。
また、演出面も大幅に強化され、グラフィックやサウンドもスーパーファミコンの性能をフルに発揮。バトル時にはアニメーションも追加され、冒険をよりドラマチックに彩りました。
ちなみに、1999年にはゲームボーイ用に移植されています。
あざらし君
ぶたさん
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ぶたさん
今度の主役は悟飯やベジータ!「ドラゴンボールZ 超武闘伝2」
発売日 | 1993年12月17日 |
国内販売本数 | 120万本 |
発売元 | バンダイ |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 鈴木敏弘(プロデューサー) |
「ドラゴンボールZ 超武闘伝2」は同年3月に発売された「ドラゴンボールZ 超武闘伝」の続編。わずか半年後にリリースされましたが、前作に続きミリオンセラーを記録しました。
基本的なシステムは前作を踏襲し、大きな変更点としては任意でPOWERゲージが溜められるようになった他、投げ技も追加。本作でもデュアルスクリーンシステムは健在。さらにグラフィックの強化や全体的な動きがスピードアップされ、バトルがよりドラマチックかつ爽快に。
「武闘伝」モードでは、孫悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロの中から1人を選んでプレイ。セルゲーム編や、劇場版の「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」に登場したキャラクターなどに立ち向かいます。
ストーリーは恐怖!セルゲーム編、復活!銀河戦士編、激突!ヘルタワー編、伝説の超サイヤ人?編から構成されていますが、選んだキャラクターやバトルの結果によって、分岐が発生することも大きな特徴。
また、本作ではストーリー面がより丁寧に描かれており、原作のファンにもうれしい内容でした。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
カービィとピンボールの親和性「カービィのピンボール」
発売日 | 1993年11月27日 |
国内販売本数 | 112万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ゲームボーイ |
「カービィのピンボール」は、1992年に発売された「星のカービィ」をモチーフにしたピンボールが楽しめるゲームです。
カービィがピンボールのボールとなって、ウィスピーウッズ、クラッコ、ポピーブラザーズシニアがボスとして登場する3つの台にチャレンジします。
フィールドには、「星のカービィ」のキャラクターや世界観をモチーフにしたギミックが満載。いずれのステージも3層構成で、各階層にはワープスターが設置されています。下段のワープスターからは別ステージへ、中段からはボーナスステージへ上段からはボスステージへとワープ。すべてのボスを倒すと、デデデ大王が待ち受けるステージにチャレンジすることになります。
フィールドやギミック、ミニゲームなどは「カービィ」シリーズならではで、ファンシーさ満点のデザイン。ピンボールにあまり馴染みのない低年齢層や女性にも間口が広いデザインでしたが、かなり難度が高いゲームバランスでユーザー達を悩ませました。
ちなみに現在でも、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでプレイ可能です。
あざらし君
ぶたさん
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自由度の高いプレイが楽しめる「ロマンシング サ・ガ2」
発売日 | 1993年12月10日 |
国内販売本数 | 110万本 |
発売元 | スクウェア |
対応機種 | スーパーファミコン |
主な開発者 | 河津秋敏(ディレクター他) |
本作は、1989年に発売されたRPG「魔界塔士Sa・Ga」のシステムを受け継ぐ「ロマンシング サ・ガ」シリーズの2作品目。
かつて世界をモンスターの脅威から救った伝説の七英雄達。しかし古代人の裏切りに遭い、別次元へと転送されてしまいます。プレイヤーはバレンヌ帝国の歴代皇帝となり、古代人に復讐すべく復活した七英雄に立ち向かうため、世代を超えた戦いに身を投じることになります。
「サ・ガ」シリーズの最も大きな特徴のひとつが、フリーシナリオシステム。従来のRPGのように一本道のストーリーを追うのではなく、行き先も発生させるイベントも、プレイヤーが任意に決めることが可能です。
バトルは、フィールドにモンスターが表示されるシンボルエンカウントで、接触することでバトルが開始。敵との戦闘回数にしたがって敵が強化されるのも特徴です。また、バトル中に頭上に豆電球が現れ、新たな技を会得していく「閃き」システムも本作ならでは。
本作は「サ・ガ」シリーズの傑作と称され数々のハードでリメイク。「サ・ガ」自体も、続編や「サガ・フロンティア」という新たな派生シリーズが誕生するなど、息の長いシリーズとなっています。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
コピー能力で冒険がより楽しくなった!「星のカービィ 夢の泉の物語」
発売日 | 1993年3月23日 |
国内販売本数 | 100万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 桜井政博(ディレクター他) |
「星のカービィ 夢の泉の物語」は、1993年に発売された横スクロールアクション「星のカービィ」の続編です。
デデデ大王によってスターロッドが奪われ、夢が見られなくなってしまったプププランドの住民達。プププランドの夢を取り戻すため、カービィは8つのファンシーなステージ攻略にチャレンジ。
カービィの代名詞でもあるコピー能力は本作から登場。吸い込んだ敵を飲み込むことで、相手の能力をコピーすることが可能になりました。コピーできる能力は、炎を吹くファイアや剣で攻撃するソード、竜巻を身にまとって敵に体当たりするトルネイドなど様々。コピー能力を使うことによって、謎解きの面白さなどステージ攻略の幅が広がりました。
ちなみに本作には、高難度のモードが遊べる「エキストラモード」に、ボスとの連戦が楽しめる「ボスとたいけつする!」、「HAL隠しマップ」といった様々な隠し要素が搭載。かなり遊び応えのある内容となっています。
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