1994年に100万本以上売れたゲームソフトを紹介

ゲームソフト

この記事では1994年(平成6年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。

1994年(平成6年)100万本以上売れたゲームソフト5本

タイトル メーカー ハード 販売本数
スーパードンキーコング 任天堂 SFC 300万本
ファイナルファンタジーVI スクウェア SFC 255万本
スーパーマリオランド3 ワリオランド 任天堂 GB 159万本
スーパーストリートファイターII カプコン SFC 129万本
スーパー桃太郎電鉄III ハドソン SFC 100万本

“ヒーロー”ドンキーコングのデビュー作「スーパードンキーコング」


発売日 1994年11月26日
国内販売本数 300万本
発売元 任天堂
対応機種 スーパーファミコン
主な開発者 ティム・スタンパー(ディレクター)

1981年にアーケードゲームとしてリリースされ、1982年にはゲーム&ウォッチ版が爆発的ヒットとなった「ドンキーコング」。「スーパードンキーコング」は、「ドンキーコング」をモチーフにイギリスのレア社が開発した、横スクロールアクションゲームです。

「ドンキーコング」では、タルを転がしてプレイヤーをジャマする存在として登場したドンキーコングが主人公。パワータイプのドンキーと、身軽で高いジャンプが可能な相棒のディディーを交代しつつ操作し、6つのレベルのステージに挑戦します。

本作の大きな特徴は何と言ってもグラフィック。キャラクターなどのグラフィックは、まずプリレンダリングの3Dモデルを作ったうえで、ドット絵のアニメーションに落とし込まれています。加えて複数の色を交互に高速に点滅させ、フルカラーの3Dモデルを表現するというレア社の独自技術により、スーパーファミコンの限界を超えるハイクオリティーなビジュアル表現が可能に。

アクションゲームとしての完成度の高さはもちろん、グラフィックの美麗さはユーザーの度肝を抜き、トリプルミリオンを記録しています。

間違いなくスーパーファミコンの傑作。

あざらし君

ぶたさん

このタイトルを皮切りにドンキーコングは、マリオやカービィと並ぶ任天堂タイトルの人気キャラに仲間入りしたよね。

様々な登場人物による群像劇が魅力の「ファイナルファンタジーVI」


発売日 1994年4月2日
国内販売本数 255万本
発売元 スクウェア
対応機種 スーパーファミコン
主な開発者 北瀬佳範(ディレクター他)

「ファイナルファンタジーVI」は、スーパーファミコン用ソフトとしては最後に発売された「FF」シリーズ作品です。

幻獣の力により巻き起こり、世界を荒廃へと導いた魔大戦から1000年。世界から魔導の力が消え去り、人々は機械文明を築き上げていました。しかし、魔導の力を復活させたガストラ帝国の皇帝は、世界を支配せんと侵略を開始。

一方、帝国の支配に抵抗を試みる反帝国組織リターナーには、様々な目的や思惑を胸に人々が集結。やがて2つの勢力の対立は、世界の存続をかけた戦いへと発展し…。

最大の特徴は、メインキャラクターが全員主人公という群像劇が描かれている点。プレイヤーキャラクターは、隠しキャラを含めると14人とシリーズ最多人数を誇ります。

本作特有の要素としては、魔法の習得システムが挙げられます。魔石を装備した状態で戦闘をくり返し、魔法習得値を100%にすることで魔法が使用可能に。プレイヤーの好みに合わせたキャラメイクができるようになっています。

従来の正統派ファンタジーではなく、スチームパンク要素のある世界観も魅力で、最新ハードによるリメイクを望む声も多い作品です。

いまだ決着しない、主人公は誰なのか問題。

あざらし君

ぶたさん

ティナ派、ロック派、セリス派で今なお熾烈な争いがくり広げられている模様。
公式的には全員主人公だからケンカはやめて!

あざらし君

悪役ワリオが主人公になった「スーパーマリオランド3 ワリオランド」


発売日 1994年1月21日
国内販売本数 159万本
発売元 任天堂
対応機種 ゲームボーイ
主な開発者 横井軍平(プロデューサー)

「スーパーマリオランド3 ワリオランド」は人気横スクロールアクションの最新作です。前作では悪役として登場したワリオが、なんと主人公として登場。

自分のお城が欲しいもののお金がないワリオが、海賊の財宝を横取りしようとキッチン島に乗り込み、お宝やコインのゲットを狙います。

基本的なシステムは従来のシリーズを踏襲していますが、様々なワリオ固有のアクションが搭載。ダッシュで突撃して体当たりすると、ブロックを破壊できたり敵を吹き飛ばせたり。踏みつけて気絶させた敵を持ち上げて別の敵に投げつけたり、入手したコインを投げて攻撃することも可能。

また、マリオと同様にアイテムでパワーアップ。タックルの威力がアップするブルワリオや、火炎噴射による攻撃が可能になるドラゴンワリオなどに変身が可能。基本システムは前作を踏襲しながらも、マリオとはまたひと味違うダイナミックなアクションの数々は、ユーザーに新鮮なプレイ感覚を与えました。

ちなみに、現在でもニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでプレイ可能です。

ぶたさん

最終的に入手したコインとお宝の数で、エンディングでワリオの建てるお城が変わるのも楽しい。ついついやり込んじゃう。
Sランクで惑星ゲットもスゴイけど、最低ランクの鳥小屋も笑える。

あざらし君

新たに4人のキャラが参戦!「スーパーストリートファイターII」


発売日 1994年6月25日
国内販売本数 129万本
発売元 カプコン
対応機種 スーパーファミコン
主な開発者 西谷亮(ディレクター他)

1993年10月より稼働したアーケード版「スーパーストリートファイターII」の、スーパーファミコン移植作。

大きな追加要素としては、キャミィ、フェイロン、T・ホーク、ディージェイの新キャラクター4人が参戦。キャラクター数が16人に増えたことにより、対CPU戦は通常キャラクター12人の中からランダムで選ばれる8人に加え、四天王と戦うことに。

さらに、トーナメント、タイムチャレンジといった新たなモードが搭載されている他、微細なグラフィックやサウンドの変更、難易度調整などが行われています。

本作は家庭用ゲームの通信対戦システム、XBANDを利用することで通信対戦が可能でした。

劇場版アニメ映画、「ストリートファイターII MOVIE」の公開に合わせて発売された。

あざらし君

ぶたさん

正直内容はあまり覚えていないけど、主題歌が「愛しさと切なさと心強さと」だったことだけは覚えているよね。
「ストII」が何かも知らないような女がみんなカラオケで歌ってたわ。

あざらし君

ぶたさん

あざらし君、そういうとこ!

パーティーゲームの決定盤「スーパー桃太郎電鉄III」


発売日 1994年12月9日
国内販売本数 100万本
発売元 ハドソン
対応機種 スーパーファミコン
主な開発者 さくまあきら(ディレクター)

すごろくタイプのテーブルゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの4作目。ミリオンセラーを記録したのは、意外にも「III」が初となります。

プレイヤーは鉄道会社の社長となり、日本全国を巡りながら各地の物件を購入。様々なカードを用いてライバル達を妨害しつつ、総資産トップを獲得することが目的です。基本的なシステムは、前作のPCエンジン用ソフト「スーパー桃太郎電鉄II」を踏襲しつつ、若干ルールやゲームバランス、演出面などに調整が加えられています。

大きな追加要素としては、キングボンビーを倒すことが可能な巨大ロボット・メガボンビーを販売する施設「ロボット研究所」が初登場。投資金額が一定額に達することで購入可能に。今作では駅の追加はないものの、新たなカードやイベント、物件が追加されてゲームボリュームは大幅にアップしています。

またシリーズお馴染みの隠し要素も健在。温泉を調べると女湯が覗けたり、隠しメッセージやスタッフ紹介が見られたりと、お楽しみ要素も満載でした。

キングボンビーがドアップのパッケージが強烈でトラウマ。もはや主役扱い。だからアイツ調子に乗るんじゃん!

あざらし君

ぶたさん

たしかにシリーズを重ねるごとにエスカレートしてるね。新作「昭和 平成 令和も定番!」でのパワーアップぶりも楽しみ。
楽しみじゃない! ヤメテ!(涙)

あざらし君

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