この記事では1984年(昭和59年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。
1984年(昭和59年)100万本以上売れたゲームソフト7本
タイトル | メーカー | ハード | 販売本数 |
ゴルフ | 任天堂 | FC | 246万本 |
エキサイトバイク | 任天堂 | FC | 157万本 |
テニス | 任天堂 | FC | 156万本 |
F1レース | 任天堂 | FC | 152万本 |
4人打ち麻雀 | 任天堂 | FC | 145万本 |
ゼビウス | ナムコ | FC | 127万本 |
ロードランナー | ハドソン | FC | 110万本 |
目次
家族でプレイ! ファミコン初のゴルフゲーム「ゴルフ」
発売日 | 1984年5月1日 |
国内販売本数 | 246万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 宮本茂(デザイナー)、岩田聡(プログラマー) |
「ゴルフ」は、ファミコン用ソフトとしては初登場のゴルフゲーム。
Aボタンを押すことでゲージ上をカーソルが移動し、スイングを開始。ゲージのどの位置でボタンを押すかによって、ショットの強さやスライス、フックといった曲がり方が決定するというシステム。現在も多くのゴルフゲームで採用されているシステムを確立した、ゴルフゲームの金字塔とも言える存在です。
モードは1人プレイ用のみですが、バラエティー豊かな18ホールが用意されています。各コースにはプレイごとにランダムで変わる風向きや、グリーンには芝目も設定されている本格派です。
ちなみに、Wii Uの「バーチャルコンソール」やSwitchの「アーケードアーカイブス」で現在でもプレイすることができます。
あざらし君
ぶたさん
コースエディットがハマる! 「エキサイトバイク」
発売日 | 1984年11月30日 |
国内販売本数 | 157万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 宮本茂(プロデューサー他) |
「エキサイトバイク」は、スーパーモトクロッサーと呼ばれるバイクを操作する横スクロール型のレースゲームです。
単独でタイムを競う「SELECTION A」、ライバルとタイムを競う「SELECTION B」、コースをエディットする「DESIGN」の3つのモードが用意されています。
5種類の中からトラックを選び、チャレンジレースへ。規定のタイムをクリアーすると、本戦へと挑戦することが可能です。
コース上には転倒しやすい坂やフェンス、減速するぬかるみといった障害物が設置されており、ジャンプやレーン変更、ウィリーなどを駆使して好タイムを狙います。また、Bボタンで発動するターボ発進を使用しすぎるとオーバーヒートになるなど、戦略的なレース運びが必要でした。
現在でもWii Uのバーチャルコンソールや、3DSの3Dクラシックスとしてダウンロード可能です。
あざらし君
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「テニス」は2種類の楽しみ方が可能!?
発売日 | 1984年1月14日 |
国内販売本数 | 156万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
プロデューサー | 上村雅之(プロデューサー) |
2人プレイが可能なテニスゲーム。「SINGLES GAME」と「DOUBLES GAME」の2つのモードから選べ、ダブルスでは協力プレイを楽しめました。
ルールはいたってシンプルで、先に2セットを取ったほうが勝利。高速サーブやスマッシュ、ボレー、ロブショットといった特殊なショットを使い分けることが可能でした。難易度はLEVEL1から5まで用意されており、難度が上がるほど相手のショットが強力に。
ちなみにゲームボーイへの移植版では、通信ケーブルを使い、プレイヤー同士で対戦ができるようになっています。
現在でもWii Uの「バーチャルコンソール」や、3DSの「3Dクラシックス」、「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」なやどでプレイすることが可能です。
ぶたさん
あざらし君
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3D(風)な画面で臨場感バツグンの「F1レース」
発売日 | 1984年11月2日 |
国内販売本数 | 152万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 岩田聡(プログラマー) |
「F1レース」は、フォーミュラカーでレースをくり広げる、ファミコン初のレースゲームです。
現在のレースゲームのようにドリフトのようなテクニックは不要。AボタンがアクセルでBボタンがブレーキ、ギアはLOWとHIの2種類というシンプルな操作で、ライバルのフォーミュラカーを追い抜いていきます。
難易度はLEVEL1から3の3種類。コースは全10コースで、LEVEL1ではコース1~5、LEVEL2ではコース3~7、LEVEL3ではコース6~10コースを走行。制限時間内に2周するとクリアーで、つぎのコースへ。残り時間がゼロになるとゲームオーバーになります。
時速416キロを超えるとハイパーターボエンジンになり、時速が497キロまでアップ。さらにダウンフォースがかかりグリップ性能が向上するという裏技も存在しました。
ちなみに、1990年には、4人対戦が可能となったゲームボーイ版も発売されています。
あざらし君
ぶたさん
ファミコン初の4人打ち対応! 「4人打ち麻雀」
発売日 | 1984年11月2日 |
国内販売本数 | 145万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
「4人打ち麻雀」はその名の通り、ファミコンゲームとしては初の4人打ちに対応した麻雀ゲーム。1983年にハドソンより発売されたPC用の麻雀ゲーム、「ジャン狂」のファミコン対応版です。
設定可能な項目は「食い断」の有無のみ。また、昨今の麻雀ゲームのような麻雀卓の俯瞰視点ではなく、4人ぶんの手配が縦に並ぶ配置となっており、若干画面が煩雑なところも。しかしながら、安価な家庭用ゲーム機で4人打ち麻雀ゲームを楽しめるという当時としては画期的な内容で、ミリオンセラーを記録しました。
あざらし君
ぶたさん
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「ゼビウス」は縦スクロールシューティングの金字塔!
発売日 | 1984年11月8日 |
国内販売本数 | 127万本 |
発売元 | ナムコ |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 遠藤雅伸(プログラマー) |
「ゼビウス」は、アーケードで人気を博した縦スクロールシューティングゲームの移植作です。
16のエリアが用意されており、対空攻撃と対地攻撃を使い分けながら、敵機や地上兵器を破壊しつつエリアの再奥を目指していきます。そして、各エリアの最後に待ち受けるアンドアジェネシスと呼ばれる浮遊要塞を破壊することが目的。
シューティングゲームは「覚えゲー」的な側面がありますが、「ゼビウス」には簡易的なAIが組み込まれており、プレイヤーの腕前によって攻撃パターンが変わるというシステムが組み込まれていました。
また、ゼビウス軍に支配された地球を舞台にゲームが展開する本作。当時のゲームとしては珍しく、壮大なストーリーや練り込まれた世界設定に基づいたゲームデザインがなされているのも大きな特徴で、ファンに支持された理由のひとつでもあります。攻略法や設定に関する噂も生まれ、ユーザーの間では様々な考察がなされました。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
思考型アクションゲーム「ロードランナー」
発売日 | 1984年7月20日 |
国内販売本数 | 110万本 |
発売元 | ハドソン |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | ダグラス・E・スミス(デザイナー) |
「ロードランナー」は北米のソフトメーカー、ブローダーバンドが制作したゲーム。日本ではハドソンより発売されたファミコン版が最も普及し、ミリオンセラーを記録しています。
「ロードランナー」はパズル要素の強い、スクロール型のアクションゲーム。敵ロボットが徘徊するステージの、各所に配置された金塊を集めることが目的です。全金塊を回収すると現れる、脱出ハシゴを上ればステージクリアー。
プレイヤーキャラはレーザーガンを使うことで、レンガに穴を開けることが可能。迫る敵ロボットを穴に落として足止めしたり、埋めたりしつつかわしながらステージを攻略していきます。
さらに難度の高い「チャンピオンシップロードランナー」も制作され、翌1985年にファミコン用ソフトとしてリリース。また、本作のシステムを踏襲した新作「ロードランナーレガシー」も、Nintendo Switchダウンロードソフトとして配信中です。
あざらし君
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