1989年に100万本以上売れたゲームソフトを紹介

ゲームソフト

この記事では1989年(昭和64年/平成元年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。

1989年(昭和64年/平成元年)100万本以上売れたゲームソフト5本

タイトル メーカー ハード 販売本数
スーパーマリオランド 任天堂 GB 419万本
テトリス 任天堂 GB 424万本
役満 任天堂 GB 128万本
ファミコンジャンプ 英雄列伝 バンダイ FC 110万本
魔界塔士Sa・Ga スクウェア GB 110万本

ゲームボーイ初のシリーズ「スーパーマリオランド」


発売日 1989年4月21日
国内販売本数 419万本
発売元 任天堂
対応機種 ゲームボーイ
主な開発スタッフ 横井軍平(プロデューサー)

1989年に発売され大ブームとなった画期的な携帯ゲーム機、ゲームボーイ。「スーパーマリオランド」はそのローンチタイトルとしてリリースされ、ゲームボーイソフト史上、第2位の売り上げを誇る大ヒットタイトルです。

舞台となるサラサ・ランドは、エジプトをモデルにしたピラプト王国や、中国風のチャイ王国など、雰囲気が異なる4つの王国からなる世界。サラサ・ランドの征服を目論む宇宙怪人タタンガを倒し、さらわれたデイジー姫を助け出すため、再びマリオが冒険をくり広げます。

基本は従来の「スーパーマリオ」シリーズを踏襲した横スクロールアクション。アイテムを入手することでマリオがパワーアップしたり、スーパースターでマリオが無敵になったりとお馴染みの要素も健在。さらに、シューティングゲームの要素や、上下2箇所にあるゴールなど、本作ならではのシステムも盛り込まれていました。

ハード性能の問題もあってか、ゲーム誌などではわりと手厳しいことが書かれていた。

あざらし君

ぶたさん

それでも「いつでもどこでも遊べるマリオ」として大ヒットへ。
ここから「マリオランド」シリーズとともに、ゲームボーイの快進撃も始まるワケだね。

あざらし君

GB版「テトリス」はファミコン版を上回る大ヒットに!


発売日 1989年6月14日
国内販売本数 424万本
発売元 任天堂
対応機種 ゲームボーイ
主な開発者 横井軍平(プロデューサー)

1988年にアーケードゲームやファミコンソフトとして発売されブームとなった「テトリス」の移植版は、ゲームボーイソフト史上第3位となる売り上げを記録。

基本的なルールはファミコン版と同様で、「テトラ」と呼ばれる4個の正方形から構成されたブロックを積み上げていくというもの。

難易度はLEVEL0~9の中から選択可能。ひたすらゲームオーバーまで続けるA-TYPEゲームと、25ライン消した際の得点を競うB-TYPEモードが用意されています。

ゲームボーイ版では専用の通信ケーブルを使用することで、シリーズ初の対戦プレイも可能に。LEVELとハンディを自由に設定し、相手より先に30ラインを消すか、相手のブロックを上まで積み上げることで勝利となります。

その手軽さから、1人プレイでも対戦でも中毒者が続出。ゲームボーイブームを牽引したタイトルのひとつです。

ぶたさん

「テトリス」と言えば、このゲームボーイ版を思い浮かべる人も多いんじゃないかな。
つぎでラストって思いながら、つい延々とプレイしちゃう。

あざらし君

2人対戦が可能になった麻雀ゲーム「役満」


発売日 1989年4月21日
国内販売本数 128万本
発売元 任天堂
対応機種 ゲームボーイ

ゲーム&ウォッチブームの1983年に発売された液晶ゲーム、「コンピューターマージャン 役満」に続く、麻雀ゲームシリーズの家庭用ゲーム機タイトルの第1作目。

ルールは2人打ち麻雀。1人用モードでは、それぞれ打ちかたに特徴のある5人の対戦相手の中から1人を選んで対戦。2人用モードでは通信ケーブルを使っての2人対戦も可能です。

本作のヒットを受け、4人打ち麻雀が可能な「役満天国」やニンテンドーDS用ソフト「役満DS」など、数々のハードでシリーズ展開されました。

ちなみに「役満」は任天堂が展開している麻雀牌のシリーズ名でもある。

あざらし君

ぶたさん

最近はテレビゲームがメインなので忘れがちだけど、創業時の任天堂は花札の製造、販売を行っていたんだよね。
他にも囲碁や将棋、百人一首なども制作していた模様。

あざらし君

少年ジャンプのヒーローが勢揃い!「ファミコンジャンプ 英雄列伝」


発売日 1989年2月15日
国内販売本数 110万本
発売元 バンダイ
対応機種 ファミリーコンピュータ
主な開発者 橋本真司(プロデューサー)

週刊少年ジャンプ創刊20周年を記念して制作された、RPG「ファミコンジャンプ 英雄列伝」。ジャンプヒーロー達とともに、ピッコロ大魔王の魔の手からジャンプワールドを守ることが目的です。

ジャンプワールドは5つのエリアに分かれており、それぞれに過去と未来の世界が存在。エリアごとに対戦格闘風のバトルあり、シューティングやスポーツのミニゲームありの大冒険をくり広げることになります。

本作の醍醐味はなんと言っても、30以上の人気作品にちなんだキャラクターやイベント、アイテムなどが登場する点です。「北斗の拳」のケンシロウや「ドラゴンボール」の孫悟空、「キャプテン翼」の大空翼といったアニメ化もされた人気作品から、「荒野の少年イサム」の渡イサムといったちょっぴりレトロな作品のキャラクターまで。総勢16人の頼れる仲間達と冒険をしていくアツい展開に、当時のジャンプ読者は夢中になりました。

本作は現在でも、ミニファミコンの少年ジャンプバージョンでプレイ可能です。

ぶたさん

創刊50周年を記念して2019年に発売された「JUMP FORCE」もジャンプオールスターが登場するゲーム。コチラも豪華!
両方に登場してる悟空さん、ベテランすぎない?

あざらし君

ぶたさん

両方現役でプレイしてるあざらし君もヤバすぎない?
黙れ小僧(怒)。

あざらし君

「サガ」シリーズの原点「魔界塔士Sa・Ga」


発売日 1989年12月15日
国内販売本数 110万本
発売元 スクウェア
対応機種 ゲームボーイ
主な開発者 河津秋敏(ディレクター他)

「魔界塔士Sa・Ga」はファンタジー世界を舞台にしたRPGで、スクウェアが初めてリリースしたゲームボーイ用タイトル。

世界の中心に立つ謎多き塔。その最上部にあるという楽園を目指し、主人公が塔の頂へと旅立つから物語が始まります。

塔の内部は、海洋世界や空中世界など、様々な世界へ通じており、そこでは玄武、青龍、白虎、朱雀と呼ばれる四天王が立ちはだかります。四天王を倒し、頂で待ち受けるものとは…!?

主人公はにんげん、エスパー、モンスターの4種類の中から選ぶことができ、種族ごとに特徴や成長法が異なります。アドベンチャーギルドでは仲間を雇うことも可能。戦闘はランダムエンカウントで発生し、システム自体はターン制のコマンドバトル。武器に使用回数があったり、経験値ではなく戦闘中の行動によって能力がアップするシステムなど、様々な本作独自のシステムが搭載されていました。

後に「ロマンシング サ・ガ」や「サガ フロンティア」といった継承作品が制作され、本作もワンダースワンやアプリ用に移植されています。

ぶたさん

「FF」の音楽には欠かせない植松伸夫を始め、制作陣が何気に豪華。
「FFXI」の石井浩一や「半熟英雄」の時田貴司なども開発に携わってる。

あざらし君

ぶたさん

ちなみに石井氏はシリーズの横向きのバトル画面のデザインを考案したことでも有名だよね。

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