この記事では1987年(昭和62年)に100万本以上売れたゲームソフトを、プレイ動画とともに紹介していきます。
1987年(昭和62年)100万本以上売れたゲームソフト5本
タイトル | メーカー | ハード | 販売本数 |
ドラゴンクエストII 悪霊の神々 | エニックス | FC | 241万本 |
リンクの冒険 | 任天堂 | FCD | 161万本 |
燃えろ!!プロ野球 | ジャレコ | FC | 158万本 |
プロ野球ファミリースタジアム’87 | ナムコ | FC | 130万本 |
桃太郎伝説 | ハドソン | FC | 100万本 |
目次
3人パーティーの冒険がアツい「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」
発売日 | 1987年1月26日 |
国内販売本数 | 241万本 |
発売元 | エニックス |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 堀井雄二(シナリオ他)、中村光一(ディレクター他) |
全国のファミコンユーザーに衝撃を与えたRPG作品の続編「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」。基本的なシステムは前作を踏襲しつつも、様々な面において大幅に改良が加えられています。
舞台は前作から100年後の世界。プレイヤーはロトの子孫であるローレシアの王子となり、同じくロトの血を継ぐサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女を仲間にし、大神官ハーゴン、そしてさらなる悪の存在に挑むことになります。
大きな変更点としては、特徴の異なる3人でパーティーを組んで冒険をするという点。また、広大なマップを瞬時にワープする「旅の扉」や船といった移動手段も追加。さらに、会話時に方角の指定や、階段でコマンドを入力する必要もなくなり、操作性も大きく向上しています。
ゲームとしての楽しさも、遊びやすさも大きくパワーアップしたシリーズでも人気の高いの名作です。
現在でもアプリ版や、各種ハードでダウンロード版が販売されています。
ぶたさん
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
「リンクの冒険」は独特なシステムの「ゼルダ」シリーズ続編
発売日 | 1987年1月14日 |
国内販売本数 | 161万本 |
発売元 | 任天堂 |
対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
主な開発者 | 宮本茂(プロデューサー) |
1986年に発売され大ヒットを博した「ゼルダの冒険」の続編となる「リンクの冒険」。16歳を迎えた少年リンクが、ハイラルの地と、長き眠りについたままの初代ゼルダ姫を救うため、再び冒険に旅立つという物語です。世界観は前作と同じですが、ゲーム性は大きく異なっています。
「ゼルダの伝説」では前編トップビューでしたが、「リンクの冒険」は、トップビューのフィールドを移動し、敵と接触したり町やダンジョンに入ると、サイドビュー視点に切り替わるというシステム。
リンクは武器と盾を装備し、迫る敵の攻撃を避けたりガードしつつ、
下突きや上突きといった攻撃を使い分けて敵を迎撃していきます。
また、敵を倒した際やアイテムから経験値を獲得でき、一定値に達するごとに「ATTACK」「MAGIC」「LIFE」のステータスのうち任意でひとつレベルアップさせることが可能。
冒険の大詰めでは、驚くべき強敵がリンクを待ち受けています。
ちなみに、現在でも各ハードのバーチャルコンソールやNintendo Switch Onlineの加入特典でプレイ可能です。
ぶたさん
あざらし君
独自視点の野球ゲーム「燃えろ!!プロ野球」
発売日 | 1987年6月26日 |
国内販売本数 | 158万本 |
発売元 | ジャレコ |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | 関雅行(プロデューサー) |
「燃えろ!!プロ野球」は、「ミシシッピー殺人事件」や「アイドル雀士スーチーパイシリーズ」などでおなじみの、ジャレコによるプロ野球をテーマにした野球ゲーム。
本作の大きな特徴は、当時人気を博していた「プロ野球ファミリースタジアム」などとは異なり、投球場面時は投手の背後からの視点が採用されている点。さらに、ファミコンソフトとしては初めて、セ・パリーグ全球団が収録されているところも注目です。
また、選手もデフォルメキャラではなくリアル頭身に近いデザイン。実在の選手の特徴をとらえた構えや投球フォームに加え、オーロラビジョンを活用した演出なども試合を盛り上げました。
多くの新しい試みでプロ野球ファンの心をつかみ、その後も多くの続編がリリースされています。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君
ぶたさん
大リーグチームが参戦!「プロ野球ファミリースタジアム’87」
発売日 | 1987年12月22日 |
国内販売本数 | 130万本 |
発売元 | ナムコ |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
「プロ野球ファミリースタジアム’87」は、1986年に発売された「プロ野球ファミリースタジアム」のアップデート版。選手データが最新バージョンに変更になっている他、システムやビジュアル面において細かい改良が施されています。
システム面ではOB枠が廃止されているほか、打者のバッターボックス内での可動範囲が変更に。また、球団数は前作よりも2球団増えて、全12チームから選択可能。ちなみに前作にも登場したオリジナルチームの「ナムコスターズ」に加え、強敵・アメリカ大リーグの選抜チーム「メジャーリーガーズ」が参戦しています。
本作では、派手な打撃戦が盛り上がった前作から一転して、打球が伸びにくく投手有利の設定に。試合展開が地味になりがちで、ユーザーからは賛否両論の声が上がりました。
あざらし君
ぶたさん
コメディ要素満点の和風RPG「桃太郎伝説」
発売日 | 1987年10月26日 |
国内販売本数 | 100万本 |
発売元 | ハドソン |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
主な開発者 | さくまあきら(ディレクター) |
「桃太郎伝説」は、週刊少年ジャンプの人気コーナー「ジャンプ放送局」の構成などを担当していたさくまあきらによるゲームデビュー作で、おなじみの昔話「桃太郎」がベースのRPG。
ストーリーはお伽噺と同様に、主人公の桃太郎がイヌ、サル、キジをお供に、鬼退治へと旅立つという内容。また、桃太郎の他にも、浦島太郎や金太郎といったおとぎ話をモチーフにしたキャラクターやイベントも登場。和風の世界観は、当時のRPGとしては珍しく非常に新鮮でした。
プレイ時間の経過で桃太郎が年をとったり、各地の仙人と修行をすることで術を習得したり。仲間にしたイヌ、サル、キジはプレイヤーがコマンド入力するのではなく独自のAIで気まぐれに戦闘に加わるなど、システム面でも独特な要素が数多く搭載。
また、随所にギャグや時事ネタを盛り込んだ、コメディ要素が盛り込まれていることも特徴のひとつ。気軽に楽しめるコミカルな内容で人気を博し、多くのリメイク版や続編が発売されました。
ぶたさん
あざらし君
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