この記事では1982(昭和57年)に連載を開始してその後大流行した漫画を3作品紹介しています。
目次
1982年(昭和57年)に連載を開始した神漫画3選
1982年(昭和57年)の流行漫画・「Gu-Guガンモ」
作者 | 細野不二彦 |
ジャンル | ギャグ漫画 |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー |
単行本の巻数 | 12巻 |
「Gu-Guガンモ」は1982年から1985年まで週刊少年サンデーで連載されたギャグ漫画。1984年には日曜ゴールデン枠でアニメ化もされています。作者は、「さすがの猿飛」などコメディ要素の強いものから「ギャラリーフェイク」といった社会派コミックまで、幅広い作風を手がける細野不二彦です。
ストーリーは、佃家に居候することになった、ニワトリのような不思議な生物「ガンモ」が、長男の半平太や友人たちとくり広げるドタバタコメディ。
人語を喋り、鳥なのに高所恐怖症、そしてコーヒーで酔っ払う・・・。最終回では、そんな謎の物体・ガンモの正体が、じつは鳳凰の卵だということが判明。ラストの衝撃と感動は切なくも余韻を残す、漫画史に残る傑作のひとつです。
ちなみにアニメは子供の視聴者が多いところから、明るくコミカルな内容に変更されています。
あざらし君
ぶたさん
1982年(昭和57年)の流行漫画・「火の玉ボーイ」
作者 | 石渡治 |
ジャンル | 少年漫画、学園漫画 |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー |
単行本の巻数 | 14巻 |
「B.B」や「LOVe」を手がけた石渡治による、青春群像劇「火の玉ボーイ」。週刊少年サンデーで、1982年から1985年まで連載されました。
主人公は、失踪した父親を捜して湘南へやって来た「タマ」こと火野玉男。ビーチでサーファーに絡まれている神大寺桃子を助けたことをきっかけに、彼女の暮らす寺に居候することに。
桃子をはじめ、天才ミュージシャンの「キイ」こと足柄山金太郎や、学友の花園薫や暮林真理といった仲間と絆を育むタマ。ライバル校とのテニスやアイスホッケーでのバトルやバンド活動、さらにはキイの父親の誘拐事件にクビを突っ込んだり。激しくもファンキーな高校生活を送ります。
普段はケンカ嫌いなタマが、空腹になったり猛烈な怒りを覚えると炸裂するのが、「ハングリーパワー」と「アングリーパワー」。我を忘れて「ハングリィィ!」と叫びながら周囲を蹴散らす様は、痛快そのもの。また、やたらとモテるタマを巡る、美女3人による四角関係も見どころのひとつでした。
ぶたさん
あざらし君
1982年(昭和57年)の流行漫画・「コータローまかりとおる!」
作者 | 蛭田達也 |
ジャンル | 格闘漫画 |
連載雑誌 | 週刊少年 |
単行本の巻数 | 59巻 |
「コータローまかりとおる!」は週刊少年マガジンで、1982年から12年に渡り連載され、1984年には実写版映画も制作されました。
主人公は、1本で結わえた長髪が特徴の新堂功太郎。新堂空手道場の跡取りですが、独自の流派「極端流」を考案し、鶴ヶ峰学園で空手部の主将を務めています。性格はお調子者で、目立ちたがり屋のうえスケベ。一見軽薄そうに見えますが、正義漢で仲間のピンチは放っておけないタイプでもあります。
ストーリーは7部構成。本格的な格闘バトルや他校とのスポーツ対決から、お色気要素にラブコメまで。さらには、バンド活動で功太郎がドラマーとして奮闘する「バンド編」など。波乱に満ちた学園生活が描かれます。
1995年からは「新・コータローまかりとおる! 柔道編」が連載。功太郎と、もうひとりの主人公・西郷三四郎の成長を軸にした物語が展開。2003年には「コータローまかりとおる! L」が連載スタートしましたが、作者・蛭田達也の病気療養のため休載。その後未完のまま連載は終了となっています。
あざらし君
ぶたさん
あざらし君